三砂ちづる先生による“自宅での看取りのお話”

「自宅での看取る」をテーマに三砂ちづる先生が、癌になった夫をご自宅で看取るまでの介護経験をお聞きしました。
当日は、当事者の方やご家族の方、現在介護中の方や介護経験者、医療従事者の方などたくさんの方が参加されました。

 先生のお話の中で、1960年を堺に自宅出産や自宅での看取りをすることが減ってきており、今は病院で死ぬことが当たり前になっている。
人間の記憶は「3世代引き継がれないと消失」するらしい。今、まさにその過渡期!
「人の介護をする」ということは、食べることと出すことと寝ることに気持ちを寄せる、ということ。生まれたばかりの赤ん坊を世話するのも、老いた人、病んだ人もみんな同じである。「食べることをどうするか、おしっこ、ウンチをどうするか、どうやったら安心してやすらかに眠りについてもらえるか」それだけが重要な課題なのだ。
さらに、自宅で看取をする際に向けての家族の覚悟や訪問医師や看護師などの関わり方についても語ってくださった。

講演会の後は、参加者と円座になって座談会を行い多いに盛り上がった。

【三砂ちづる先生の本紹介】
・死にゆく人のかたわらで(幻冬舎 )
・家で生まれて家で死ぬ(ミツイパブリッシング)